子持ちカンランを展示しています。

〔子持甘藍 こもちかんらん〕

新年も小正月(15日)を過ぎ、当山の山門の門松も庭師によって片付けてもらいました。

昔は小正月のことを「女正月」ともいい、年末年始の女性の多忙をねぎらう日でもありました。

その門松と入れ替わりに、寺世話人をしておられる檀家様から

「子持甘藍(こもちかんらん)」が寄贈されました。

子持甘藍は別名「芽キャベツ」「スポロス」とも呼ばれている

一口で食べられる小さなキャベツです。

葉は杓子状で、茎が４０㎝～60㎝まで伸びて、

葉の付け根から出た芽が、2、3㎝のキャベツを茎の廻りに付けます。

ベルキーから明治初年に輸入された歴史があります。

一株になんと、40～90球も採れることから子孫繁栄の縁起物として正月に観賞用としても飾られるようになりました。

今年は少し遅くなりましたが、子授け祈願にお見えになる参拝者の方に観賞して頂きたいと奉納して頂きました。

本堂内のご本尊様の前に飾ってありますので、ご参拝時に是非ご覧下さい。